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(2)No.2改造型のエアーサンダー(自己吸塵タイプ)
◎対策の目標
集塵ホースを廃止し、集塵バッグを工具に直接取り付け、集塵ホースの取り回しの悪さを解消する。但し、操作性を良くするために、集塵バッグの取付をフレキシブルにしたり、腰に取付ける携行タイプにしたりする事も考える。
集塵カバーは効率向上のため改造する。(No.1同様)
◎対策の実施
(a)集塵バッグ直付け型
集塵ホースを廃止し、集塵バッグを工具に直接取り付け、集塵ホースの取り回しの悪さを解消した。但し、エアーホースが邪魔になったのでグリップと集塵管は別体になった。

007-1.gif

集塵バッグば、No.1と同じ紙パックフィルターを使用したが、2分程の使用で目詰まりが起こり吸塵しなくなった。
これは紙パックフィルターが、エアーサンダーに近すぎることにより粉塵の流速が落ちないで、フィルターに衝突するので粉塵の粒子がフィルターにくい込むことにより、早期にフィルター内に粉塵層が形成される為と思われる。
そして、紙パックフイルター内の空気圧力も高くなることにより、エアーサンダー集塵機装置内の流速が低下するため、集塵態力もそれに伴い低下する。
これらの問題を解決するには、紙パックの表面積を今回の物よりかなり大きくする必要があると思われるが、大きくすれば操作性が悪くなり実使用は困難と思われる。

 

 

 

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